「みかんまき」と野菜詰め合わせの無料配布が12月7日、大阪・船場エリアの約400メートル離れた2カ所で同時に行われた。
「みかんまき」が行われたのは淀屋橋の「御霊神社」(大阪市中央区淡路町4)。火に対する感謝と安全を祈願して行う「お火焚き祭」の後、12時から行われた。同祭と「みかんまき」は毎年開催している恒例行事で、神事中から待つ人や、開始を知って近隣オフィスから走ってくる人も見られた。
園文夫宮司は「ミカンの色は火の色と似ており、ビタミンCも多く風邪予防になる。ミカンは地域の代表者に撒いてもらっている」と話す。
野菜詰め合わせの無料配布は肥後橋の「オーダースーツ専門店 ツキムラ 肥後橋店」(大阪市西区江戸堀1)で行われた。12時から店の前で、奈良県産のジャガイモ、タマネギ、ニンジンのセットを配布した。用意した100袋は約30分後に全て配り終えた。
岸裕亮専務は「当店のスーツの生地を仕入れに行っている北イタリアでは冬場によくシチューを食べる。温かいシチューを食べるワクワク感をお客さまにも味わってほしいと思い、シチュー用の野菜セットを配布した。野菜を持ち帰ったオフィスでも話題になれば」と話す。
「御霊神社で『みかんまき』が行われることは知っていて、合わせて同日同時刻に企画した。今後も不定期に開催していきたい」とも。