大阪・本町の「トマトクッキングクラブ南本町スタジオ」(大阪市中央区南本町3)で2月20日、新成人の大学生が日本酒を体験するイベント「はじめてののみかい」が開かれた。
酒造メーカーの月桂冠(京都市伏見区)と、現役大学生が起業したマーケティング会社のユニサーチ(大阪市北区)がコラボした同イベント。家庭での晩酌など飲酒になじみがないまま大人になった大学生が多いという調査結果を踏まえ、新成人が初めて日本酒に触れる機会として開いた。
事前の参加募集では定員20人に対し3倍の応募があったという。参加学生らは、利き酒クイズに挑戦したほか、大根と鶏もも肉の煮物など「下宿の学生でも簡単に作れる」料理3品を作り、交流しながら6種類の日本酒を味わった。
月桂冠の中村幸宏さんは「学生は飲酒になじみがない分、悪いイメージも持っていないのが幸い。日本酒との初めての出合いで、幸せな体験をしてもらえれば」と期待を込める。