喫茶店「平岡珈琲(コーヒー)店」(大阪市中央区平野町4)が1月19日、大阪・淀屋橋に移転オープンした。
席数は27席。「カフェ周(あまね)」の間借り店として営業する。同店は1921(大正10)年に平野町でオープン。1981(昭和56)年に瓦町三丁目のビルに移転し、12月28日まで営業していた。現役で営業を続ける喫茶店では大阪最古という。現在の店主のたむさんは、2022年4月からスタッフとして勤務。「前店主の引退の意向やビルの老朽化などから移転が決まったが、引き継ぎ先がなかなか決まらなかった。大阪の老舗喫茶店を私が継いでいいのかと葛藤もあったが、絶対に店をなくしたくないという思いが強く、継承を申し出た」と明かす。
メニューは、「百年珈琲」(ホット・アイス=各600円)、「揚げドーナツ」(280円)、「焼きドーナツ」(300円)、シナモンティードーナツ(320円)。コーヒー豆や焼きドーナツ、シナモンティードーナツは引き続き同じ業者から仕入れる。揚げドーナツも以前と同じレシピで店内で揚げて提供するという。
「前の店の扉に貼った移転の告知を見て、ここまで来てくれる年配の常連さんもいる。以前から使っているカップでコーヒーを出すと喜んでくれ、その様子を見ると私もうれしくなる」とたむさん。「移転してやっと落ち着いてきた。これからも長年愛されてきた平岡の味を提供し続けられたら」と意欲を見せる。
営業時間は10時~17時30分。金曜・土曜定休。