立ち飲みバー「余薫(よくん)」(大阪市西区江戸堀1)が大阪・肥後橋にオープンして間もなく2カ月になる。
店舗面積は7.8坪。10月6日にオープンした。店主は6年間にわたり堺筋本町の立ち飲みバー「ワピチ」に勤めていたまおさん。燻製(くんせい)料理が看板で、店内にはロースターを置く。
「燻製のチップの風合いと素材の相性を考えながら作っている。シシャモやツナマヨのツナなどの魚介類は渋い風味になるナラの木が合う」とまおさん。一品では手羽元のチューリップ(1本=209円)が人気といい「鶏ハムのようなジューシーな味わい」と胸を張る。毎日4種類ほど、季節の食材を使ったおばんざい料理も用意する。
アルコールは蒸留酒に力を入れる。ウイスキー(660円~)、焼酎(550円~)、クラフトジン(1,100円~)はそれぞれ常時約15種類用意し、ボトルが空き次第新しい銘柄に入れ替えるという。まおさんは「燻製にしたコショウをひいて振りかけたデュワーズ(770円)とタリスカーのハイボール(1,078円)もある。ピートの香りがするウイスキーと燻製コショウの味がマッチする」と話す。
来店客は近隣の会社員、住人が多いという。「個性的なメニューがそろっているとお客さんに声をかけられることもある」とまおさん。「気軽に寄ってもらえる店にしたい。店がこの地域のコミュニティーの一つになれたら」と意欲を見せる。
営業時間は15時~23時。日曜定休(他の休日はSNSで告知する)