少彦名(すくなひこな)神社(大阪市中央区道修町2、TEL 06-6231-6958)で7月26日、「夏休み親子おくすり教室」が開催された。
道修町は「薬の街」として知られ、同神社は日本医薬の祖神である「少彦名命(すくなひこのみこと)」と中国医薬の祖神である「神農炎帝(しんのうえんてい)」をご祭神とし、「神農さん」として親しまれている。
同イベントは、大阪家庭薬協会、治験(臨床実験)支援機関のインクロム、少彦名神社との共催。小学5・6年生と保護者を対象に、「夏休みの自由研究に役立つヒントに」と企画した。
講師は、同協会専務理事で薬学博士の田部昌弘さん。薬の歴史や薬膳食材を学んだ後、子どもたちは「薬膳ドリンク作り」を体験。南天のど飴(あめ)と同じ製法で薬効成分のないものを、常盤薬品工業の社員の指導の下、「飴づくり体験」としてチャレンジした。その間、保護者らは「薬膳講座」を受けた。その後、親子が合流して夏休みの自由研究のまとめ方や薬の話、少彦名神社についての由来を学んだ。最後に、子どもたち一人一人に、ゆるキャラの「神農さま」から修了証書とノベルティーグッズが授けられた。
インクロムの三野由紀子さんは「このイベントに参加した子どもたちが、創薬に欠かせない『治験』を知るきっかけになり興味を持ってくれるとうれしい」と話す。
次回開催は8月23日。参加無料(事前申し込み制)。申し込みはインクロムボランティアセンター(TEL 0120-72-8343)まで。