大阪府立江之子島文化芸術創造センター(大阪市西区江之子島2、TEL 06-6441-8050)で8月8日・10日、子どもを対象にしたワークショップと、おとな対象のトーク&ディスカッションからなる第3回「アートフォーラム 〈子どもとアート〉の現場を考える」が開催される。主催は大阪新美術館建設準備室、共催は大阪府立江之子島文化芸術創造センター、企画運営はキッズプラザ大阪。
こどもとアートに関心のある人達が交流・情報交換している昨年度のアートフォーラムの様子
8日の子ども対象のワークショップでは、“見ること”による気づきを、「たてもの探検」という身近なものから「美術作品」(大阪府20世紀美術コレクション)へと展開する。体験・鑑賞後にはオリジナル絵本やワークシート作りで表現させ、子どもたちの多様な創造力を引き出す。アートにふれ、創造力を育むのがねらい。
10日のおとな対象のトーク&ディスカッションのテーマは、「子どもとアートと現場と大人の…真剣で楽しい関係」。トークゲストは、「子どものてつがく美術館」を実践する哲学者である高橋綾さん(大阪大学特任研究員・カフェフィロ副代表)と現代美術家の今村源さん。講演後に、8日実施の子ども対象ワークショップの成果を見て、大いに議論し、今後の関係づくりにつなげたいとしている。講師のトークによる一方通行なものではなく、参加者全員がディスカッションに加わり、情報交換や交流し、コミュニケーションをとることによって、子どもとアートに関心のある人の輪が広がっていくことを希望しているという。
開催時間は、ワークショップ=10時30分~14時30分(定員20人、小学生対象)、トーク&ディスカッション=13時~16時30分(定員50人)。どちらも要事前申し込み。参加無料。