プレスリリース

UAEパビリオン、2025年大阪・関西万博で最も多くの来館者を集めた海外パビリオンの一つとして世界の注目を集める

リリース発行企業:アラブ首長国連邦パビリオン

情報提供:

 UAEパビリオンは、6か月間で延べ500万人以上の来館者を迎え、2025年大阪・関西万博で最も多くの来館者を集めた海外パビリオンの一つとして会期を終えました。この成果により、同パビリオンは万博を象徴する成功事例のひとつとして、その名を刻むことができました。テーマ「大地から天空へ」のもと、文化・イノベーション・持続可能性が交わり、地球上、そしてその先の未来において生命を支えるという、UAEの“共に進む”というビジョンを体現しました。



つながりと協働の象徴として
 2025年4月13日から10月13日まで、UAEパビリオンは、伝統と革新が共に未来を形づくる姿を象徴的に示しました。展示やプログラムの一つひとつ、そしてUAEの伝統と日本の職人技が融合した建築に至るまで、すべてが「つながりを通じた進歩」というUAEの信念を体現していました。こうした取り組みを通じて、文化・創造性・人間への敬意を共有するUAEと日本の強いパートナーシップが、力強く示されました。

 UAEパビリオンの歩みを振り返り、2025年大阪・関西万博UAEパビリオン公式代表 コミッショナー・ジェネラルであるシハブ・アルファヒム(Shihab Alfaheem)駐日アラブ首長国連邦特命全権大使は次のように述べています。

 「UAEパビリオンは単なる建築物ではなく、価値観と志が交わる場となりました。館内を訪れたすべての方々が、対話と発見、そして共に前進するという物語をともに紡いでくださったのです。55年ぶりに大阪に帰って来られたことは、私たちにとって象徴的であり、同時に大きな意義を持つものでした。それは、UAEと日本の深い友情を改めて確認するとともに、共に描く想像力がいかに意味ある変化を生み出すかを示す機会にもなりました。それは、UAEと日本の深い友情を改めて確認するとともに、共に描く想像力がいかに意味ある変化を生み出すかを示す機会にもなりました。また、1970年の初参加から今日に至るまで、国家としての私たちの歩みと成長を示す場でもありました。このパビリオンの成功は、「大地から天空へ」というメッセージを携えてくださったすべてのパートナー、チームメンバー、そして来館者の皆さまのものです。1970年の大阪万博で初めて参加するというUAEリーダーシップのビジョンが、2025年の大阪・関西万博で再び実を結び、ひとつの円を描いてつながりました」

500万人の来館者が体験した、ひとつの共有の旅 ― 「大地から天空へ」
 6か月にわたる忘れがたい会期を通じて、UAEパビリオンは合計5,061,088人の来館者を迎えました。その内訳は、実際の来館者4,930,645人、ウェブを通じた体験者113,443人、そしてバーチャル万博のバーチャル会場来館者17,000人以上にのぼります。訪れたすべての人々は、「大地から天空へ」というテーマのもと、アート・テクノロジー・人間性が融合したストーリーテリングを通じて、UAEが大切にするイノベーション、開かれた姿勢、協働の精神を五感で体感しました。
 その影響は来館者数を超えて広がり、スムーズな運営と温かいホスピタリティは6か月間を通じて高く評価され、日次来館者調査でも非常に高い満足度を記録しました。

パビリオンの中心で活躍したユースアンバサダーたち
 UAEパビリオンの成功の中心にいたのは、6か月間にわたりUAEの精神と物語を体現した46名のユースアンバサダーでした。彼らは、UAEが大切にする「前向きな姿勢」「開かれた姿勢」「共に進む目的意識」を日々の活動の中で体現し、世界各国から訪れる来館者と心の通うつながりを築きました。来館者との交流やユースアンバサダーが主導する特別企画「ユースアンバサダー・テイクオーバー」イベントでのリーダーシップを通じて、彼らはUAEの物語を生き生きと伝え、次世代のグローバル市民・文化アンバサダーを育てるUAEの取り組みを体現しました。その温かさと情熱、そしてストーリーテリングの力が、訪れた人々の心に深く刻まれる体験を生み出しました。




対話・協働・文化交流の場として
 UAEパビリオンの成功の背景には、数々の象徴的な外交・文化交流の取り組みがありました。開催期間中の6か月間で、73か国を代表する583件のVIP訪問があり、そのうち88件は国家元首や閣僚などを含む最上位レベル(Tier 1)の代表団でした。
 来館者には、アラブ首長国連邦副大統領兼首相・ドバイ首長 ムハンマド・ビン・ラシード・アル・マクトゥーム殿下、アブダビ皇太子 ハーリド・ビン・ムハンマド・ビン・ザーイド・アル・ナヒヤーン殿下、アジュマン皇太子 アマール・ビン・フマイド・アル・ヌアイミ殿下、アラブ首長国連邦産業・先端技術大臣 兼 日本国特使 スルタン・ビン・アフメド・アル・ジャーベル閣下、そして日本の高円宮妃久子殿下をお迎えし、UAEパビリオンが国際的な対話の場として高い評価を得ていることを示しました。
また、同パビリオンは経済・文化交流の拠点としても機能し、アブダビ投資フォーラム(Abu Dhabi Investment Forum)、InvestUAEワークショップ、ビジネス・コネクト東京(Business Connect Tokyo)など、イノベーション・持続可能性・投資分野におけるパートナーシップを深化させる会合や覚書調印式、閣僚級会談などを開催しました。
 外交の枠を超え、UAEパビリオンは創造性と発見の舞台としても注目を集めました。6か月間にわたるプログラムでは、260のセッションを通じて100を超えるイベントが開催され、延べ68,000人以上の来館者と270名の登壇者を迎えました。各イベントは、パビリオンが掲げる5つのテーマ(文化・持続可能性・医療・宇宙・外交)をもとに丁寧に企画され、それぞれの分野で新たな対話と発見を生み出しました。





共通の目的に向かうパートナーとして - UAEの発展の物語を映す存在
 UAEパビリオンの成功を支えたのは、4つの公式パートナー、アブダビ国営石油会社(ADNOC)、PureHealth、Space42、そしてアブダビ文化観光局でした。それぞれが、パビリオンの物語を構成する重要な柱を担っていました。

 アブダビ国営石油会社(ADNOC) マーケティング・インターナショナル(日本) ディレクター オムラン・ラシッド・タリヤム氏は次のように述べています。
 「ADNOCは日本との間に深く長年にわたるパートナーシップを築いており、エネルギー、低炭素ソリューション、先端技術の分野における60年以上の協力関係があります。“サステナビリティ分野の先駆者たち”として、2025年大阪・関西万博で最も多くの来館者を集めたUAEパビリオンにおいてこの成果を称えることができたことを大変嬉しく思います」
 PureHealth グループCEO シャイスタ・アーシフ氏は次のように述べています。
 「“医療・健康分野の貢献者たち”として、イノベーションとウェルビーイングの推進に取り組むPureHealthは、2025年大阪・関西万博という国際舞台でUAEパビリオンを支援できたことを誇りに思います。UAEパビリオンは、つながり、思いやり、そしてすべての人々の生活をより良くするという共通の責任に根ざした、UAEの精神そのものを体現しています。私たちは、より健康で、よりつながりのある世界を推進し、次世代のために共に前進するためのアイデアと協働の原動力としての役割を果たせたことを大変光栄に思います」
 Space42 最高商務責任者(CCO) スライマン・アル・アリ氏は次のように述べています。
 「Space42は、“宇宙探検家たち”の柱における公式パートナーとしてUAEパビリオンと協働し、UAEの技術的イノベーションを紹介できたことを光栄に思います。このパートナーシップを通じて、衛星通信、地理空間解析、人工知能などの分野における当社の技術力を紹介しました。私たちはともに、日本の宇宙技術エコシステムとの関係をさらに深め、知識共有と国際協力に対するUAEの揺るぎない姿勢を体現しました。これらの価値観は、私たちSpace42が新たなイノベーションのフロンティアを探求するうえで、深く共鳴するものです」
 アブダビ文化観光局カルチャー部門 エグゼクティブ・ディレクター リタ・アウン氏は次のように述べています。
 「“文化の継承者たち”として、アブダビ文化観光局は、エミラティの文化遺産を世界に発信できたことを誇りに思います。パビリオンは、芸術性と職人技、そして共有する価値観を通じて、日本とUAEをつなぐ文化的な連続性と絆を称える場となりました」

“サステナビリティ分野の先駆者たち”



“医療・健康分野の貢献者たち”



“宇宙探検家たち”



“文化の継承者たち”



革新を示し、文化を称える場として
主要パートナーとの協働のもと、UAEパビリオンはサステナビリティ、医療イノベーション、宇宙探査といったテーマを多角的に探求する数々のプログラムを展開しました。ADNOCによる未来型エネルギーソリューションの紹介、PureHealthによる長寿とウェルビーイングに関する対話、Space42による宇宙技術分野におけるUAEの役割を体験的に学ぶ展示など、来館者に新たな視点と学びを提供しました。
また、アブダビ文化観光局による文化プログラムでは、伝統パフォーマンス「アル・アヤラ(Al Ayyala)」や、タッリ(Talli)、サドゥ(Sadu)、クース(Khoos)といった伝統工芸の実演・ワークショップを通じて、UAEの文化遺産を体感的に紹介。日本とUAEの来館者をつなぐ、温かく本物の交流の場を生み出しました。
 さらに、UAEを代表する料理教育機関「ICCA(International Centre for Culinary Arts)」による「UAEの味覚をめぐる一週間の旅」では、エミラティ料理の実演を通じて、UAEの豊かな食文化とおもてなしの心を紹介しました。
 来館者は、アブダビ民間防衛庁による次世代消防ドローン〈SUHAIL(スハイル)〉の実演で革新の力を目の当たりにし、マイサ・ビント・サーレム・アル・シャムシ国務大臣を迎えて開催された「UAE-日本女性友好委員会(Women’s Friendship Committee)」や、シャイカ・ドクター・シャンマ・ビント・ムハンマド・ビン・ハーリド・アル・ナヒヤーン殿下による文化・社会的持続可能性に関する講演にも参加しました。
 さらに、UAE青年問題担当国務大臣であり宇宙飛行士でもあるスルタン・アル・ネヤディ博士によるトークシリーズ「地平線の先へ(Beyond the Horizon)」では、UAEが掲げる探究心と未来への挑戦の精神が力強く示されました。

食とデザインを通じて文化をつなぐ体験
 UAEパビリオンのホスピタリティ空間は、それ自体が特別な体験の場となりました。館内のレストランでは、延べ179,943人の来館者を迎え、25万8,000食以上の料理と飲み物を提供。中でも人気を集めたのは、57,588個の弁当と64,829食の「ラフシュとラクダミルク」でした。UAEの代表的な料理であるラム・ウージ(ラム肉のグリル)やダジャジ・マッチブース(グリルチキン)のBENTO BOXは、日本の食文化に着想を得たスタイルで提供され、来館者に印象的な食の出会いをもたらしました。
 また、ショップも大きな成功を収め、61,436件の取引と96,045点の商品販売を記録しました。来館者は、ナツメヤシの紙を使用したノートや職人によるPlypalm(プライパーム)シリーズ、UAEのクリエイティブスタジオ〈Gassah Studio(ガッサ・スタジオ)〉によるデザインアイテムなど、持続可能性と創造性を融合したプロダクトを通じて、パビリオンの理念を“形として持ち帰る”ことができました。

デザインと体験が世界的な評価を獲得
 UAEパビリオンは、その成果に対して世界的な評価を受けました。建築とランドスケープ部門でBIEブロンズ賞、スタッフ部門でワールド・エキスポ・アワード最優秀スタッフ賞、持続可能なデザイン部門で優秀賞(Honourable Mention)を受賞。さらに、ワールド・エキスポリンピック(World Expolympics)において大型パビリオン部門のブロンズ賞にも輝きました。
 これらの受賞は、UAEパビリオンを形づくった創造性・協働・職人技への賛辞であり、デザイン、ストーリーテリング、体験づくりにおいて世界的な新たな基準を打ち立てたことを示しています。



万博を超えて生き続けるレガシー
 2025年大阪・関西万博の閉幕にあたり、UAEパビリオンは「終わり」ではなく「実り」としてその旅を締めくくりました。そこは、建築が感情となり、文化がつながりとなり、想像がレガシーへと変わる場所でした。その成功は、UAEが揺るぎなく信じてきた対話、革新、そして共に進む力を映し出しています。「大地から天空へ」というテーマのもと、UAEパビリオンが紡いだ物語は、これからも世界をつなぎ、文化と思想、そして共通の志を通じて未来を照らし続けることでしょう。






UAE万博事務局について
 UAE万博事務局は、人々・アイデア・イノベーションを結集し、グローバルな進歩に貢献することを目的とした国家的プラットフォームです。サラマ・ビント・ハムダン・アル・ナヒヤーン財団の支援のもとに設立され、UAE外務省の管轄下で運営されており、現在は2025年大阪・関西万博をはじめとする国際博覧会におけるUAEの戦略的参加を主導しています。
 このオフィスは、「人とイノベーションの力で人類が直面する課題に取り組む」という明確な使命のもとに創設されました。前向きな姿勢、開かれた精神、高い志、そして困難を乗り越える強さという価値観に導かれながら、世代や文化、分野を越えて共感と連携を生み出す、魅力的で意義ある体験を創出しています。
 キュレーションされたプログラムと戦略的パートナーシップを通じて、UAE 万博事務局は、教育、医療、サステナビリティ、宇宙探査といった分野における進歩を加速させる環境を創出し、世界中の人々をつなぎ、解決策の創出を促しています。これにより、各万博が掲げる包括的な目標への貢献を果たすとともに、UAEならではの価値あるコンテンツやアイデア、取り組みを生み出し、国としての存在感を高めています。
 2025年の大阪・関西万博では、来場者一人ひとりの出会いの中に、喜び、好奇心、そして協働の精神を届けることを目指しています。その活動の根底にあるのは、すべての人々を包摂するグローバルな発展を目指すUAEのビジョン。UAE万博事務局のプログラムは、「大地から天空へ(Earth to Ether)」というテーマのもと、新たな思考、共通の目的意識、そして協調による前進を後押しします。

パビリオンの詳細は、公式ウェブサイト (https://uaepavilionexpo.com) をご覧ください。

また、以下の公式SNSアカウントでも最新情報を発信しています。
Instagram: @uaeatexpo
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