大阪・東横掘川周辺エリアで5月14日、街歩きイベント「e-よこ逍遥(しょうよう)2018」が始まる。
「まちをあげた文化祭」をコンセプトに、東横掘川水辺再生協議会(e-よこ会)が主催する同イベントは今年で11回目。期間中、28の企画を展開する。
近代建築についての解説付きツアーや、江戸時代や戦後などの古地図と現在の地図を見比べることができる無料アプリ「大阪こちずぶらり」を使ったツアー、ピアニストの大塚善章さんとギタリストの畑ひろしさんによるジャズコンサート、重要文化財の旧小西家住宅で茶道具の解説を聞くギャラリートークなどを行う。
同エリア内のカフェや店舗などでも関連イベントを行う。少彦名神社(道修町2)では「福原印房」(東高麗橋2)主催の篆刻(てんこく)教室、サロン喫茶「フレイムハウス」(淡路町1)では落語家・桂花団治さんが話し言葉のリズムや発声法を教える落語講座、小説家で構成作家の増山実さんが北浜の街について話すトークイベントを行う。
イベント前日の5月13日は前夜祭として「水辺ピクニック」を行う。市民オーケストラの「アコルト ウインド オーケストラ」による演奏を聴きながら、持ち寄った食べ物・飲み物でピクニックを楽しめる。
同イベント事務局長の廣井真由美さんは「タワーマンションが建ちファミリー層の住民が増えているが、子連れで遊びに行けるイベントなどはまだ少ない。親子で楽しめるイベントもたくさんあるのでぜひ来てほしい。エリア内は川を挟んで小学校の校区や地区が分かれているが、イベントで『橋渡し』することで川の両側をつなぎたい」と話す。
澁谷善雄会長は「東横堀かいわいは歴史があり、文化度の高い地域。地域の店、住民、企業がそれぞれの得意分野を生かし協力して一緒に作るイベントで街の魅力を発信していきたい」と意気込む。
6月14日まで。