大阪の化粧品メーカー「ミックコスモ」(大阪市中央区南久宝寺町2、TEL 06-6264-3636)が現在、ネコをテーマにした化粧品ブランド「ネコスメ」の開発プロジェクトを進めている。
思わずぷにぷにしてしまう触感、猫の肉球を再現したシリコンパフ
同プロジェクト発足のきっかけは、昨年11月に同社が開催した「化粧品アイデアコンテスト」。一般消費者から寄せられた「ぷにぷに肉球ファンデーション」のアイデアは、社内をはじめ一般投票からも支持を集めてグランプリを獲得し、商品化することを決めたという。
同社では商品化プロジェクト第一弾として、シリコンパフでネコの肉球を再現したファンデーション「ぷにぷに猫の手ファンデ」を開発した。企画開発部の寺田奈央さんは「実現したかったのは、ネコの肉球のやわらかさ。納得できる手触りを追求しつつ、商品価格をおさえるための素材選びに苦労した」と振り返る。
同プロジェクトでは現在、クラウドファンディングサイト「Makuake(マクアケ)」を通じて資金支援を呼び掛けており、目標金額の22万2,222円を超えた35万円以上の支援が集まっている。支援者にはリターン品として同商品を進呈するほか、愛猫の写真を商品パッケージに起用される権利などを用意する。募集は10月10日まで。
寺田さんは「反響次第で、色のバリエーションを増やしたり、チークなど他の化粧品も増やしたり展開していきたい」と意気込む。「商業施設や駅のドラッグストア、雑貨店での発売も予定している。実際にさわって、肉球の再現度を確かめてもらえれば」とも。
同商品の一般発売は11月上旬を予定する。