中古車の個人売買サービスを手掛ける「GENZOU」(大阪市中央区備後町3)は12月20日、中古車売買サービス「クルマフリマ」のベータ版を公開した。
従来の業者間売買で発生していた複数の手数料と消費税を抑える同サービス。車を売りたい人の自宅駐車場までスタッフが出張し、中古車の査定と点検を行う(近畿エリア限定)。ウェブサイトに最長30日間掲載し、日本全国どこからでも買うことができるため、中古車販売店の店頭に並べるよりも、より多くの購入希望者に紹介することができる。
車を買いたい人は、査定や点検の情報を確認してから購入することが可能。交通事故などで損傷を受けた車両(修復車・事故車)は一切掲載していない。修復したかどうかの判断は、50年以上の経験を持つ自動車整備工場の協力の下、行うという。
東峯一真社長は「国内でのサービスが安定すれば、次の展開として新興国への進出を考えている」と話す。「10万~20万キロ走行した車は、日本国内では買い取り価格が低くなることがほとんどだが、新興国ではそうとは限らない。日本では10万円でしか売れない車が、世界中のどこかには30万円で買いたいという人がいるかも。インターネットを介して、その仕組みを確立させたい」とも。
現在、通常6万円の成約手数料を無料で提供している。