本町ガーデンシティ(大阪市中央区本町3)1階のエントランスホールで現在、本の交換イベント「ブラインドブックマーケット」が開催されている。
カバーやビニールで覆われ、元の持ち主によるメッセージだけが頼りの状態
街歩きイベント「北船場茶論(さろん)」の一環で行われる同プログラム。本を持参した来場者は、表紙が見えないようにカバーで覆われた状態の本300冊以上の中から、1冊選んで持ち帰ることができる。タイトルや著者は一切確認できず、読めるのは元の持ち主による「本の思い出」が書かれたメッセージのみ。
2014年の札幌国際芸術祭で行われた関連プログラムの一つだったが、同芸術祭を訪れた北船場茶論事務局代表の澤田さんが大阪での開催を熱望。企画者の協力を経て、昨年10月の北船場茶論での初開催が実現した。16日間で約200人が本を交換したという。
同事務局の山田さんは「会社員の方が立ち寄りやすいよう、開催時間を延ばした。昼休みや会社帰りに立ち寄ってもらえれば。誰かに伝えたい本と思いを持って来ていただきたい」と来場を呼び掛ける。
開催時間は12時~19時。6月5日まで。