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大阪・北浜のワインバー10周年、オフィス街で立ち飲みスタイル

平野町通に面した「北浜ダイナー」外観。オレンジの看板が目印

平野町通に面した「北浜ダイナー」外観。オレンジの看板が目印

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 大阪・北浜のスタンディングワインバー「北浜ダイナー」(大阪市中央区平野町2、TEL 06-4706-3399)が5月、開店10周年を迎えた。

特選ホルモンの鉄板焼き

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 オーナーの池内裕治さんは「自分が本当に行きたい店を作りたい」と、2005年に独立を決意。当時について「まだ関西では、ワインがメーンの立ち飲み店は珍しかった」と振り返る。敷居が高いと思われず、気楽にワインを楽しんでもらうにはどうしたらいいかと考え、分かりやすい一律価格でグラスワインを提供し、さらに15種類以上のワインに番号をつけることを思い付いた。客は長いワインの名前を言わなくても番号だけで注文でき、さらに赤文字は赤ワイン、白は白ワイン、青はロゼ、黄はスパークリングと番号を色分けすることで視覚的にも分かりやすい工夫を施している。

 出店場所はあえて繁華街ではなくオフィス街である北浜を選び、「アメリカの食堂のようなカジュアルさを」と考え、「北浜ダイナー」と名付けた。奥に細長い約20坪の店内は、30~40人ほどの客がスタンディングで飲めるようになっている。開店当初から設置しているテレビ2台は、主に野球やサッカーなどのスポーツ番組を流しており、仕事帰りの会社員が試合経過を気にして来店するケースもあるという。現在は本店の「北浜ダイナー」とFC店の「長堀ダイナー」(同区東心斎橋)の2店舗。物件次第では次の展開も考えているという。

 フレンチ出身でイタリアンも経験してきた池内さんだが、目の前のカウンターで焼く工程も見てもらいたいと考え、料理は鉄板焼きが中心。懐かしいソース味の焼きそばなどもメニューに入れた。おすすめは「特選ホルモンの鉄板焼き」「貝柱ときのこの香草バター焼き」(以上580円)、「冷製チーズフォンデュ」(480円)、「名物ソース焼きそば」(580円)、「ポテトサラダ」(380円)など。ドリンクは「サントリーモルツ(生)」(380円)、グラスワイン(480円)、ボトルワイン(2,480円)などを用意する(料金は全て税別)。

 営業時間は16時~翌2時。日曜・祝日定休。

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