関西の企業とIT業界のエンジニアなどをつなぐ非営利プロジェクト「ITisKANSAI(イッツカンサイ)」が10周年を迎えた。
関西のビジネス界を盛り上げたいという意図でスタートしたという同プロジェクト。代表の神田智広さんは「当時、大阪の大企業の衰退などのニュースを聞き胸を痛めていた。地元を盛り上げることができないかと思い、勉強会を始めたことがきっかけ」とスタートの背景を明かす。同プロジェクトでは定期的に講演会やセミナーを実施。コロナ前は月に1度のペースでゲストスピーカーを招きイベントを開催していたという。
9月には本町の中央会計セミナールームで記念講演会を開催する。「Web3の本質」というタイトルで、登壇者として元Google(グーグル)アメリカ本社副社長兼Google Japan社長の村上憲郎さんと、ブロックチェーン技術の開発会社を創業した流郷俊彦さんを招く。神田さんは「近年トレンドワードになっているWeb3。分かりにくい概念なので、専門家に分かりやすく説明してもらう講演会」と説明する。
神田さんは1回目の登壇者に「(この会を)続けてね」と言われたことが心に残っているという。「その言葉があったので続けることができた」と力を込める。「今はITに限らず幅広い業種の人が参加している。多くの人が触発され、挑戦したいと思うような場を作っていけたら」と意欲を見せる。
講演会は9月10日、14時~15時開催。場所は中央会計セミナールーム(大阪市中央区備後町3)。参加費は、オフライン(懇親会付き)=10,000円、オフライン=5,000円、オンライン=3,000円。申し込み受付中。