パン店「パネ ポルチーニ アワザノパンヤ」(大阪市西区西本町3)が6月1日、大阪・阿波座にオープンした。
市内の工房で焼き上げた40種類以上のパンを販売する。経営はポルチーニ(大阪市福島区)。福島区のイタリア料理店「ポルチーニ」で提供していたフォカッチャの評判が高かったことから、近くにパン専門店を2010(平成22)年に開店。福島区内に3店舗を展開していた。同社の広田丈さんは「『区外にもどんどん店を増やしたいので』と、阿波座と上本町の2店舗を同時出店した」と明かす。
パンのテーマは「ずっしりもちもち」で、手に取った瞬間に分かる重量感と、弾力のある生地が特長という。開店のきっかけにもなった「塩フォカッチャ」(249円)が不動の一番人気という。クリームパン(216円)は「極薄のパン生地にたっぷりのカスタードクリームを詰め、持ち上げると崩れそうな軟らかさで、お客さまから『飲むクリームパン』と呼ばれている」と説明する。上から砂糖とバターをかけたちぎりパンの「もちパン」(238円)と合わせて人気の3本柱という。
阿波座周辺から福島まで足を運んでいた客からは、「『ここにできたのか』と驚かれる」と話す広田さん。近くのスーパーへの買い物帰りに立ち寄る親子や、靭公園でパンを楽しむために来店する人も多いという。今後については、「何度も通ってもらえるリピーターを増やしていけたら」と意欲を見せる。
営業時間は11時~19時30分(売り切れ次第終了)。月曜定休。