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堀江から本町にカフェ移転 料理教室併設、「伝統食を家庭に伝えたい」

店主の池田あゆみさん(左)とスタッフの巽大峻さん

店主の池田あゆみさん(左)とスタッフの巽大峻さん

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 「発酵美食カフェPRANA(プラーナ)」(大阪市中央区靱本町1)が3月26日、大阪・本町に移転オープンした。

食材の販売をする店内

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 店舗面積は40坪で、席数は18席。開業して17年目で料理教室を併設する。前店舗は堀江で8年営業。店主の池田あゆみさんは「趣味のテニスやヨガに通いやすい靱公園付近に移転したいと思い物件を探していた」と移転の背景を説明する。

 メニューはマクロビオティックと呼ばれる食事法の料理を提供する。日本の伝統食がベースで、玄米・菜食が中心。乳製品や動物性タンパクを使わない。食事メニューは終日提供する定食が4種類で、ご飯は発酵させた玄米で提供する。池田さんは佐賀県唐津市出身で、米や野菜は家族から送ってもらっているという。

 料理教室は同店のほか神戸校と唐津校の3カ所で展開。料理教室は最初の店舗時代に、客から「体調が良くなったから料理を教えてほしい」と言われたことがきっかけになったという。「今までの生徒さんの数は600人近く。前店ではスタッフ不在のため4年間カフェを休んでいたので、再開がうれしいと声をかけられる」と笑顔を見せる。

 「食事は人の心と体を根本的に良くする」という池田さん。「料理教室でみそや梅干しの作り方を学んだ人が、家庭で次の代に伝えてもらうことが理想」と力を込める。「自分たちのやることは決まっているので、このまま迷いなく進んでいきたい」と意欲を見せる。

 営業時間は11時~18時。

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