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名門大洋フェリーに新造船就航 「若い世代に船旅の良さ伝えたい」

就航のセレモニーを行う「フェリーふくおか」(写真提供=名門大洋フェリー)

就航のセレモニーを行う「フェリーふくおか」(写真提供=名門大洋フェリー)

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 「名門大洋フェリー」(大阪市西区江戸堀1)の大阪南港・新門司航路に3月28日、「フェリーふくおか」が新たに就航した。

波が白い弧を描くフェリー

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 同社は2021年、「フェリーきょうと」「フェリーふくおか」の2隻を新たに造船。「フェリーふくおか」が3月28日に就航した。両船とも同航路に就航する。

 「フェリーふくおか」は全長195メートル、旅客定員675人。車両積載台数はトラック162台、乗用車が140台。同フェリーのコンセプトは「ベイサイドシティのきらめき」で、近代的なウォーターフロントを感じさせるデザインという。客室タイプは7種類で、洋室のほか畳敷きの和室も用意する。旅客営業部の古峨さんは「こだわった点は女性用のパウダールーム。女性社員の声を取り入れ、LEDの女優ライトを設置した」と胸を張る。室内備品などは「ウィズコロナ」時代を前提に抗ウイルス・抗菌加工をしたものを設置。大部屋を廃止してベッドを配置するなど、衛生的で快適な空間になるよう取り組んだという。

 初就航日は約560人が乗船。アンケートでは「広い空間でゆったりできた」という声などが寄せられたという。古峨さんは「これまでの利用者は40代の男性が多かった。今後は下の若い世代にもフェリーの旅の良さを伝えていけたら」と意欲を見せる。

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