食べる 暮らす・働く

淀屋橋のカフェでマイボトルの実証実験 利用促進で循環型社会の実現目指す

専用ボトルを持つ新事業開発室の四方知洋さん。横はボトルの受け渡しを行う専用ロッカー

専用ボトルを持つ新事業開発室の四方知洋さん。横はボトルの受け渡しを行う専用ロッカー

  • 16

  •  

 ドリンクのモバイルオーダーサービスの実証実験「ZOJIRUSHI MY BOTTLE CLOAK(象印マイボトルクローク)」が3月1日、大阪・淀屋橋の「シアトルズベストコーヒー 淀屋橋住友ビル店」(大阪市中央区北浜4)で始まった。

実証実験に使われるボトル

[広告]

 同サービスは「象印マホービン」(大阪市北区)が提供する。サービス利用方法は、初回利用時に客は専用マイボトルを購入。LINE公式アカウントからドリンクを注文・決済する。注文した品は専用ロッカーで受け取り、ボトルを使用した後はロッカーに返却。店はボトルを回収し、次回の利用時まで店内で保管する。

 同社が調査で示したデータでは、マイボトルを持っている人は7割を超えているが、約半数が利用していない。ユーザーの不満は「持ち運びが重い」「洗うのが手間」「飲み物の準備が面倒」という3点に集約されるといい、不満を解消したいと同サービスを開始。リユース容器の継続利用や新規利用者を増やし、循環型社会の実現を目指す。

 新事業開発室の四方知洋さんは「ランチタイムに注文して帰宅時に返却する人が多いようだ」と説明。利用者は近隣の会社員で、週2、3日の利用が多いという。四方さんは「まだ実験段階なので、お客さまと加盟店の声を聞きサービスを改善していきたい。実験は4月30日までだが、今後は全国にサービスを広げていけたら」と意欲を見せる。

船場経済新聞VOTE

船場経済新聞エリアには、8つの駅があります。一番利用する駅を教えてください。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース