料理店「まほらや」(大阪市中央区安土町3、TEL 06-6266-2900)が12月3日、大阪・本町にオープンした。
店舗面積は約48坪、席数は41席。料理は家庭の味をベースにした割烹(かっぽう)料理を提供する。経営は医療施設などを展開するオルソグループ(大阪市西成区)で、「食作家」の園山真希絵さんがプロデュースした。園山さんは「飲食店のプロデュースではたくさん声を掛けてもらうが、人を笑顔と元気にしたいという同グループの理念に共感した」と提携の経緯を明かす。系列会社オルソダイニング(大阪市中央区)社長の筒井達也さんは「店舗が入るビルにはクリニックやマッサージサロンなど、医療や健康に関する店しか入っていない」と説明する。
メニューや使う食材は園山さんが提案する。食材はその土地でしか知られていないものや、市場に出回らないものを積極的に使う。メニューには発酵食品もそろえ、納豆料理の本を出したこともある園山さんが開発した「紅白納豆」も提供する。園山さんが東京・恵比寿の自店舗で提供していたもので、商品化するまでに5年かかったという。
同店で月2、3回調理場やホールに立つこともあるという園山さんは「大阪では料理を提供するのにスピード感が大事だと気付いた」と話す。「ここにしかない食材や料理をそろえて、大阪なら『まほらや』と指名される店にしたい」とも。
営業時間は11時30分~15時、17時30分~22時。日曜・祝日定休。新型コロナウイルス対策として定期的な消毒・換気などを行って営業する。