立ち食いうどん店「きりん屋」(大阪市中央区平野町3、TEL 06-6227-8859)が11月13日、大阪・本町にオープンして3周年を迎えた。
店舗面積は10坪。店主の小西啓介さんは香川県・善通寺市出身。高松市のうどん店「さか枝」で約5年間修業した後に開業したという。
麺に使う小麦粉は3種類を取り寄せてブレンドし、店内で手打ちする。だしに使ういりこは香川県・伊吹産で、しょうゆは高松の天然醸造のメーカー「広瀬醤油(しょうゆ)」のものを使う。小西さんは、レギュラーメニューの内容は基本的に変更はないが、麺の粉の配合などは少しずつ改良を加えていると明かす。
店は7時から開店する。10時までは朝限定うどん「おはよううどん」(400円)を提供。昼営業は11時からで、「肉厚で食べ応えがある」というちくわを乗せた「一本まるごと生ちくわ天うどん」(590円)などが人気という。昨年はデリバリーや通販を開始し、小西さんは「コロナ禍ではデリバリーに救われた」と振り返る。
週5日通う常連が珍しくないという同店。小西さんは「レベルの高いものを安定して出し続けることを毎日の目標にしていた」と力を込める。「これからもええもんを出し続けて、よりいっそう地域で愛される店になれれば」と笑顔を見せる。
営業時間は、7時~10時、11時~16時(土曜は14時まで)。日曜・祝日定休。新型コロナウイルス対策として定期的な消毒・換気、パーテーションの設置などを行って営業する。