ラーメン店「みんなのらぁ麺 阿飛流」(大阪市中央区南久宝寺町3、TEL 06-6241-3533)が10月、オープン3周年を迎える。
店舗面積は30坪で、席数は10席。今年7月、店舗の同じフロアに中華料理の系列店がオープンしたのを機に店内をリニューアル。メニューも刷新したという。社長の中島徹さんは「塩・しょうゆと、新たにカレー味のラーメンを加え3種類に絞り込んだ」と説明する。
3年間を振り返り、中島さんは「2019年11月の大阪城公園でのラーメンイベントが印象的だった」と話す。3日間で3000杯が出たといい、店主の笹岡隆也さんは「制服やキャップを作るなど、事前準備が大変だったが思い出深い」と笑顔を見せる。
2020年4月に1回目の緊急事態宣言が始まると、ラーメンのテークアウトを開始。デリバリーサービス会社の利用がすぐにできなかったため、中島さんが自ら配達に回ったという。「配達エリアを決めていなかったため、京都や神戸市北区まで行ったことがある」と苦笑いする。「売り上げは1カ月で200万円。イベントもデリバリーも、それだけ多くの人に食べてもらえたことがうれしい」と話す。
中島さんは「これからも自分たちの納得できるやり方でこの味を広めていきたい」と言い、「この地域で一番愛されるような店になれたら」と意欲を見せる。
営業時間は、11時~15時、17時~21時(営業時間は大阪府の時短要請に従う)。日曜・祝日定休。新型コロナウイルス対策として定期的な消毒・換気、パーテーションの設置などを行って営業する。