8月29日、大阪・阿波座に24時間営業のギョーザの無人販売所がオープンした。
ギョーザの名前は「すっぴん餃子(ギョーザ)」。経営は食品の製造開発とネット通販サイト「マイニチトッカ」を手掛ける「once in」(大阪西区)。同社はもつ鍋などの食品を約350点販売する。
すっぴん餃子は工場直売で、40個1,000円で販売する。2016年の販売開始以来2000万個以上売り上げたといい、楽天市場では今年6月、総合ランキングの7部門で1位を獲得したという。ネーミングの由来はタレなしでもおいしく食べられることからといい、社長の長坂賢介さんは「コンセプトは味にも価格にも厳しい『大阪のおかん』でも納得のギョーザ」と説明。焼くとあふれるほどの肉汁が特徴といい、神戸・南京町の有名店のショーロンポーを参考にしたと明かす。
長坂さんは以前は飲食店を経営していたという。「実店舗は商品の認知を広げられるという強みがある。ネットでは販売するだけでなく、焼き方をユーチューブで説明したり、商品レビューを開発に生かしたりなどのオンラインならではのメリットがある」と各チャネルの強みを説明する。「今後はネットとリアル、両方でお客さまが購入しやすい環境を整えたい」と言い、「目標は工場を拡充しながら5年で100店舗出すこと。全国の食卓に笑顔を届けることができたら」と意欲を見せる。