大阪・本町の中央会計(大阪市中央区備後町 3)で9月20日、関西エリアのビジネスを活性化するプロジェクト「ITisKANSAI」の13回目が行われる。
「関西には、世界で活躍する企業や高い技術力を持つ企業が多く存在する。しかし東京にいると、ネガティブなニュースばかり届くことに疑問を感じた」と発起人の神田智広さん。自身の出身地でもある大阪を含む関西エリアを、ビジネスの面で活性化しようと「ITisKANSAI」を立ち上げたという。
2012年6月に1回目を開催してから、大阪府下で講演会や勉強会、また交流の場を設けるなどの活動をしてきた。大阪のIT・ウェブ業界や経営者を中心に「イッツ関西」の通称で知られている。
「(同プロジェクトの)対象は『ものごとに挑戦している人、したい人』なら誰でも。ITに限らず、日本のビジネスは東京の一極集中状態。関西から、東京を通らず世界に飛び出すビジネスやサービスがあってもいいはず。起業や社内プロジェクトなど、さらに一歩踏み出すことができない人のきっかけ作りができれば」と神田さん。
13回目となる今回、ゲストスピーカーに、日本有数のグループウェア「サイボウズ」の創業者、セブンデイズの高須賀宣(たかすか とおる)さんを迎える。高須賀さんが起業家として力を得たという「松下経営」に焦点を合わせ、自身が学んだ知識や経験を交えて「松下経営哲学に基づくアントレプレナーシップとSevenDaysによる未来の共有」をテーマに講演する。高須賀さんが現在手がけている「未来を共有する」サービスについても取り上げるという。
神田さんは「将来的に会社経営を考えている方や、現在会社を経営されている方はもちろん、難しいことはわからなくても『ちょっと興味がある』という方にもぜひ参加していただきたい」と呼び掛ける。「ゲストの高須賀さんは元松下電工(パナソニック電工)勤務。現在同社に勤めている方や、かつて勤めていた方にも聞いていただきたい内容」とも。
開催時間は、14時~15時30分。参加費は3,000円、要申し込み(定員80人)。イベント後には交流会を開く(別途参加費が必要)。
次回開催は、10月18日。ゲストに「面白法人カヤック」の柳澤大輔さんを迎える。