年明け最初の取引を祝う式典「大発会(だいはっかい)」が1月4日、大阪・北浜にある大阪取引所(大阪市中央区北浜1)で行われた。
晴れ着やスーツ姿の証券関係者たちが万歳三唱を行い、「うーちまひょ、もひとつせ、いおうて三度」の掛け声で拍子木を打つ「大株(だいかぶ)締め」で今年の市場活況を祈願した。
年頭あいさつで山道裕己社長は「さまざまな不透明要素はあるものの、マーケットの先行きは決して悪くはないと考える。今年5月には新天皇陛下が即位され元号が変わり、来年には東京オリンピック・パラリンピック、2025年には大阪万博が開催されるなど、日本全体が新たな気持ちで盛り上がっていくことを期待する」と話した。
式典の終了後には東京取引所の大発会の様子が映像中継された。大阪の証券関係者たちは、東京で麻生太郎財務相や晴れ着姿の女性が取引開始の鐘を打つ様子が映る画面を見つめた。