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本町で「船場フォーラム」-元気で魅力的なまちづくりテーマに10年目

船場の街づくりへの取り組みを講演する様子

船場の街づくりへの取り組みを講演する様子

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 北御堂津村ホール(大阪市中央区本町4)で3月15日、「船場フォーラム2014」が開催された。

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 船場の魅力的なまちづくりを目的に活動する「船場げんきの会」が「柔らかな連携まちづくり」をテーマに2005年から毎年開催する同イベント。開催は10回目で、当日は地域・大学・企業の関係者ら139人が出席した。

 「街に関わって働く女性から見た船場の今」をテーマに、ワイキューブ・ラボ社長の杉本容子さん、アート&クラフトの岩田雅希さん、大阪ガスの宮腰洋美さんが、それぞれの取り組みや体験を語った。杉本さんは、まちづくりに関心がある関西在住の女性で構成された「まちと女子の生き方・働き方研究会」のメンバーの意見を紹介した。「おしゃれなカフェが並ぶ北浜や船場センタービルを中心とした繊維街は女性の視点から見ても魅力的」と杉本さん。岩田さんは、大阪を拠点に1950~70年代のビルの魅力を発信する「ビルマニアカフェ」のメンバー。船場エリアの空きビルを活用したイベントなどの活動を紹介した。宮腰さんは、ロンドンで開催された市民向け建築イベント「オープンハウスロンドン2013」での様子を語った。

 併せて、船場げんきの会が、今後の活動の指針となる「船場まちづくり憲章(仮称)」と、さらに活動内容を細分化してまとめた「アクションプラン」づくりについて中間報告した。成案は来年3月に発表を予定している。

 さらに、「まちづくり憲章(仮称)とアクションプランがイメージする船場のこれから」をテーマに、船場げんきの会代表の橋爪紳也さん、大阪大学名誉教授の鳴海邦碩さん、大阪市立大学・大学院准教授の嘉名光市さん、杉本さんが出席者と議論を交わした。

 「船場エリアではおよそ20万人が働く。一般的にはビジネスの街という印象が強いが、近年は近代建築を利用したイベントや街歩き企画など、船場の街を楽しむ活動が増えてきた」と橋爪さん。「船場フォーラムを通して、全国各地との交流・連携が深まり大学との連携も増えてきた」と、これまでの活動を振り返った。

 次回開催は来年3月を予定。

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