新阿波座公園(大阪市西区阿波座1)と新町北公園(同区新町1)で10月17日、「新町・アワザサーカス」が開催される。
2013年開催のイベント「アワザサーカス」を前身に持ち、同地域に「働きに来る人」と「暮らす人」が交流できる場作りを目的に開く同イベントは今年で3回目。当日は、「サーカス」をテーマにした音楽ライブやステージパフォーマンス、マルシェ、ワークショップなどを展開。来場者が両公園を回遊できるプログラムを各種用意する。
発起人は大阪市立大学都市研究プラザ特別研究員の上野信子さん。上野さんは「このイベントをきっかけに、それまで顔も知らなかった人たち同士が自主的に公園の掃除に参加したり、仕事でコラボレーションをしたり、地域の活性化につながるケースが出てきている。気軽に利用できる公園という場は、交流を生みやすいのでは」と話す。
同イベントには、地域に仕事の拠点を持つクリエイターも複数参加しており、運営や宣伝などに協力している。会場を飾る多数のデコレーションも、地域のクリエイターや住民たちの共同作業で製作されているという。
前回の2014年開催では、両公園で計5000人ほどの集客があった。「回を重ねるごとに、より対話が生まれるようなプログラムを増やしていくなど、工夫をしている」と上野さん。
プログラム内容は、音楽ライブ&パフォーマンス、おもちゃの交換会「かえっこバザール」、子どものための木材キットを使ったワークショップ、雑貨の販売やスタイリストによるフリーマーケット、真昼のビアガーデン&人気のグルメ店、防災に関するなんでも相談、5人の建築家による「ファンタジック・ハウス」など。今回は新阿波座公園で初のガーデンウエディングも行う。このほか、両公園の地域活動協議会が町会の活動を紹介したり、入会希望を受け付けたりするという。
開催時間は、11時~16時。入場無料(一部プログラムは有料)。小雨決行。