東西1キロに及ぶショッピング街「船場センタービル」(大阪市中央区船場中央2、TEL 06-6258-5597)で3月27日~29日、600店が参加する「大創業祭」が開催される。
船場センタービル連盟によると、もともと館内を統一する組織が無かったが、4年前、同連盟ができ全館の足並みがそろい統一セールが可能になったという。2回目となる今回は呉服、和風小物、生地など繊維商品のセールや抽選会を行う。
「増税前のセールは、消費者にとってはもちろん、仕入れに来る方々にとってもうれしいはず」と同連盟の池永会長。「本町からは大型企業が撤退している一方、新しいマンションが建ち住民は増えている。当施設は卸売りのイメージが強いが、一般消費者向けの小売りも多いことを知ってほしい」と丸山事務局長。
同施設内には卸売・卸小売り・小売り3業態がある。「小売りいたしません」と店頭に書いている店以外は一般消費者も利用できる。「学校のバザーなど、まとめて買うときは卸値に近い値段で買うことができる。1つでも一般の値段よりは安い」という。
御堂筋本町駅の地下にある10号館地下1階の飲食店街では、春らしい雰囲気を味わってもらおうと店頭や店内を桜であしらう。全店で春らしい「桜セット」を用意。「ふわふわトロトロ卵サンドセット」「桜とチューリップとスイートピーの春の花」などを500円で販売するワンコインセールも同時開催。
グランフロントでにぎわう梅田、ハルカスの阿倍野と盛り上がりを見せている大阪市の南北。これに負けずに東西も活性化させたいと願う同施設は現在外壁工事中で、2015年5月にグランドオープンを予定している。