江之子島文化芸術創造センター(大阪市西区江之子島2、TEL 06-6441-8050)で9月9日から、ジュンペイ・タイナカ写真展「水の記憶 ハンブルク・大阪」が開催される。大阪と独ハンブルクの友好都市提携25周年を記念したもの。
大阪湾に面し多くの川が流れる水都大阪の風景(撮影=ジュンペイタイナカさん)
大阪は大阪湾に面し多くの川が流れ、ハンブルクはエルベ側に面しアルスター湖や運河がある。共に港があり商業の街であることから、「水」をテーマに映像で交流し一つの作品に仕上げるプロジェクトを昨年7月に大阪在住の映像クリエーター奥村恵美子さんのチームが企画。ハンブルクの映像作家と共同で制作した映像作品「水の記憶」が今年春に完成した。中之島で上映会を行い、江之子島ではハンブルク在住の写真家ジュンペイ・タイナカさんの写真展を行う。
「水は人々の暮らしや歴史と密接に関わっている。この企画を2つの都市の交流をさらに活発にするきっかけにしたい」と奥村さん。
写真家ジュンペイ・タイナカさんは1982(昭和57)年生まれ。2002年ハレ・ヴィッテンベルク大学へ留学。2013年ハンブルクへ拠点を移した。都市の日常記憶を独自の視点で写真に撮っている。今回の展示は、遠く離れた2つの街なのに通りを曲がれば隣り合わせという不思議な感覚を引き起こすものだという。
開催時間は、11時~19時(最終日は16時まで)。入場無料。今月14日まで。