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ハードロックカフェでバーテンダー世界大会 西日本代表が決定

「BARoker」の西日本代表に選ばれた北原有里さん(右から4人目)ら

「BARoker」の西日本代表に選ばれた北原有里さん(右から4人目)ら

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「ハードロックカフェ大阪店」(大阪市中央区南本町3、TEL 06-6120-5711)で9月22日、ハードロックカフェのバーテンダー世界一を決める大会「BARoker(バーロッカー)」の国内予選が行われ、西日本代表が決定した。

西日本代表・北原有里さんのパフォーマンス

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 ミュージシャンの衣装やギターなど、ロックをモチーフにした店内で、ハンバーガーを中心としたアメリカンフードが楽しめる同チェーン。世界の主要都市で140店舗以上を展開し、日本国内では大阪店の他、六本木や横浜などに計6店舗を構える。

 今年で3回目になる同大会では、バーテンダーとしての基本知識やレシピテスト、「フリーポアリング」と呼ばれる酒を計量する技術、スピード、ショーマンシップなど9つの審査の総合点で競われる。世界各地の国内予選で選ばれたバーテンダーは地区大会を経て、2016年1月に米フロリダ州オーランドで開催される世界大会で頂点の座を競い合う。日本では、大阪店の西日本大会の他、9月24日に上野駅店(東京都台東区)で東日本大会が行われる。

 同店で行われた予選大会には、大阪店とユニバーサル・シティウォークTM大阪店(此花区)から各2人のバーテンダーが出場。すでに筆記や実技など8つの審査を終えた出場者らは、店内のバーカウンターで「ショーマンシップ」の公開審査に挑んだ。いかに来店客を楽しませることができるかを競う同審査では、持ち時間3分の中で各バーテンダーが思い思いのパフォーマンスを見せた。

 審査結果の発表を前に、昨年メキシコで開催された世界大会で優勝した上野駅店の後藤一輝さんがバーフレアパフォーマンスを披露。世界一のパフォーマンスに何度も拍手や歓声が沸き起こり、熱気に包まれる店内。後藤さんは「9つの審査は他の出場者との競い合いではなく自分と戦い。誰が勝ち進んでも、人を楽しませるパフォーマンスを見せてほしい」とエールを送った。

 西日本代表に選ばれたのは、ユニバーサル・シティウォークTM大阪店の北原有里さん。来店客の30代の男性は「4人とも楽しめたが、初出場ながら『楽しませよう』という気持ちが伝わってきた。特に店内に一体感が生まれた瞬間だったのでは」と話す。別の20代の女性客は「ぜひ世界大会まで勝ち進んでほしい」と期待を寄せる。

 北原さんは「バーテンダーとして2年目。まさか自分が選ばれると思っていなかった」と結果に戸惑いながらも、「まだ学生なので(アジア地区大会への出場は)家族と話し合って説得したい」と意欲を見せた。

 北原さんは、2015年11月にベトナムのホーチミンで開催されるアジア地区大会に出場する。

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