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大阪肥後橋に異文化体験スペース「SAA」 12カ月で「世界一周」

イベントスペース「SAA」を運営する荻田さんと小泉さん

イベントスペース「SAA」を運営する荻田さんと小泉さん

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 大阪の肥後橋商店街近くに7月25日、世界各国のライフスタイルや音楽などの異文化を体験できるイベントスペース「SAA(さあ)」(大阪市西区江戸堀1)がオープンする。運営はグラフィックデザインを手掛ける「SAFARI(サファリ)」。

ガラスの開口部が大きくオープンな雰囲気のSAA

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面積は12坪。「FEEL LIKE JOURNEY」をコンセプトに、1年の期間限定プロジェクトで展開する同スペース。「さあ、世界を感じよう」の「さあ」を名前にした。月ごとにテーマとする国や地域を変え、12カ月で「世界一周」するという。講座やワークショップなどのイベントは、週末を中心に各回10~20人程度で実施。料金は、講座によって異なるが、1,000円~3,000円台が中心となる。

 7~8月は、インド・チベット・ネパールを取り上げる。「インドの賛美歌で心を浄化するチャクラワーク」と題したヨガ講座を始めとし、チベットの仏具を使った「シンギングボウルによる音浴ヒーリング」、自分の体質にあった精油のブレンドまで実践できる「インドの伝統医学アーユルヴェーダ講座」など、いずれもひと味違ったユニークな体験を提供するという。

 「老若男女に楽しんでもらいたい」と、親子で参加できるプログラムも用意する。8月29日に開講予定の「サリーを着て楽しむヒンディー語のかたち」では、チャイとインドのスナック菓子を味わいながら、ヒンディー語の文字を楽しく学べる。価格は、5歳以上13歳未満の子ども1人と大人1人のペアで3,500円。

 9月はスイス・ドイツ・オランダ、10月はメキシコ・南米を取り上げる。音楽ライターの吉本秀純さんが講師を務めるワールドミュージックの講座は1年を通したシリーズで開く予定。

 同スペースのオーナーで、SAFARIアートディレクターの荻田純さんは「社名となっているSAFARIの語源には、アラビア語で『旅行』や『冒険』という意味がある。会社の方向性を具現化する場所にしようと、異文化体験をテーマにした。スペース運営は初めてであり、実験的に1年という期間限定で開設することにした」と話す。

 7月17日・18日は、同25日のオープンに先立ち、入場無料のプレオープンイベントを開催する。同社広報の小泉智子さんは、「特に18日の『音楽で旅する世界』では、8月から1年を通して網羅する国々のワールドミュージックをダイジェストで楽しめるのでおすすめ。旅好きの方、異文化に興味のある方に来てもらえたら」と参加を呼び掛ける。

 プレオープンイベント以外は、同スペースのホームページから事前申し込みが必要。

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